ファシアちゃんとからだトーク|第2回「しつこい痛みの裏にある静かな炎症」

「腫れてもいないし、熱もない。それでも痛みが続いている」

炎症と聞くと、赤く腫れた状態を思い浮かべるよね。

でも炎症には、はっきり目に見えるものだけでなく、低い程度で長引くものもある。

炎症って、悪者なの?
セリフに合わせた表情のファシアちゃん
ファシアちゃん

ねえ、あやとさん。炎症って、体の中の悪者なの?

黒沢あやと
あやと

いや、炎症そのものは傷ついた組織を修復したり、異物から体を守ったりするための反応だよ。

火事というより、まずは修理を始める合図に近いかな。

セリフに合わせた表情のファシアちゃん
ファシアちゃん

ちゃんと役目があるんだね。ちょっと安心した。

問題は、反応が長引くこと
セリフに合わせた表情のファシアちゃん
ファシアちゃん

じゃあ、どうして炎症で痛くなるの?

黒沢あやと
あやと

反応が必要以上に続くと、痛みに関わる神経が敏感になったり、周りの組織が動きにくくなったりすることがあるんだ。

ファシアにも感覚神経があるから、炎症との関係は研究されている。ただ、慢性的な痛みを全部「見えない炎症」で説明することはできないよ。

セリフに合わせた表情のファシアちゃん
ファシアちゃん

静かな火があるかもしれない。でも、何でも火のせいにはしないんだね。

黒沢あやと
あやと

うん。そこは大事なところ。

動かすか、休むかは状態次第
セリフに合わせた表情のファシアちゃん
ファシアちゃん

じゃあ、痛くても動いたほうがいいの?

黒沢あやと
あやと

急なけがや強い痛み、腫れや発熱があるときは、無理に動かさず医療機関へ相談したほうがいい。

一方で、長く動かないことが組織の滑りや体力に影響する場合もある。だから「とにかく運動」ではなく、状態に合わせて少しずつが基本だよ。

セリフに合わせた表情のファシアちゃん
ファシアちゃん

休むか動くか、二択じゃないんだ。

黒沢あやと
あやと

そう。今の体が何を必要としているか、一緒に探していけばいい。

次回は第3回「ストレスが痛みに変わる理由」です。