ファシアちゃんとからだトーク|第2回「しつこい痛みの裏にある“静かな炎症”とは?」

こんにちは。「はり治療院ここから本庄院」の黒沢理人です。
シリーズ第2回のテーマは「ファシアと炎症」。
今回も、からだの中でがんばるあの子と一緒にお話ししていきます。

黒沢あやと

やあやあ!ぼく、ファシアちゃん!🍊🧡
前回は「機械的特性」の話だったよね。
今日はちょっとまじめなテーマ、「炎症」についてなんだ。

「炎症」と聞くと、悪いイメージを持つ方も多いかもしれませんが、実は体にとっては自然で必要な反応でもあります。

黒沢あやと

うん!たとえばケガしたときとか、風邪をひいたときに、
からだが修復しようとして免疫細胞を呼ぶのが“炎症”なんだ。
「治そう!」っていう、からだからのがんばりのサインだよ。

問題はその炎症が「終わらない」こと。
つまり「慢性炎症」が、ファシアの中でも起こるんです。炎症が続いてしまうと、目に見える腫れや熱がないまま、静かに・じわじわと体をむしばむことがあります。

黒沢あやと

まるで“しずかな火”が、ぼくの中でず〜っと燃え続けてる感じ。
自分では気づかないけど、動きづらさとか違和感につながっていくんだ。

ここで、当院でもよくお伝えしている大事なポイントがあります。それは「痛みの原因で一番多いのは“動かなすぎ”」ということ。

当院では痛みがでる原因として、①動きすぎ、②動かなすぎ、③間違った体の使い方、が考えられ、大抵の場合は②の動かなすぎで痛くなっていることが多いと説明します。

「動かさないこと」もファシアの炎症につながるという点は重要なポイントです。

黒沢あやと

そうそう!

  • デスクワークで何時間も同じ姿勢

  • スマホをずっと見てる

  • 運動不足だけど気にしてない

こんな生活が続くと、ぼくの中の水分が動かなくなって、こわばって、炎症が起きやすくなるんだ。

ぼくたちはそれを「滑走性の低下」や「ファシアの重積(じゅうせき)」と呼びます。
ファシアの層がスムーズに滑らなくなる状態ですね。

でも「じゃあ毎日がっつり運動を!」って言われても、現実的にはなかなか難しいですよね。

黒沢あやと

うん、ぼくも何度も「やるぞー!」って言っては、三日坊主(笑)
だからこそ、ムリなくできることから始めるのが大事!

そこで当院では、月4回無料のヨガクラスを開いています。
講師は前橋院の黒沢ちあき院長。
体の専門家なので、初心者でも体が硬くても安心です。

黒沢あやと

ぼくもヨガ、大好き!
呼吸が整って、動きもスムーズになって、中からしっとり、うるおってくる感じなんだ〜。

あなたのその痛み、見えない炎症が燃えてるのかも。
ちゃんと動いて、ちゃんとケアして、ぼくと仲良くしてね🍊🧡

日程は公式LINEでご案内していますので、ぜひチェックしてみてください。

次回は「ファシアと神経」がテーマ。
ストレスがどうやって痛みに変わるのか、
ファシアちゃんと一緒に見ていきましょう。