いつもつらいので、これが普通です

施術中、普段の体のつらさについて聞いていたときのことです。

「常に辛いので普通かなと思ってます」

そんな言葉がありました。

これを聞いて、今あらためて伝えたいのは、

「本当に、お疲れさまでした」

ということです。

毎日その体で起きて、

仕事をして、生活をしてきたんですよね。

つらいからといって、全部お休みにできるわけでもない。

そうやって過ごしてきた時間を思うと、

まずは「お疲れさまでした」と伝えたくなります。

「普通」と「大丈夫」は、ちょっと違います

これは想像の話ですが、、、

もし普段つらさを感じていない人が、その方の体で一日だけ過ごしたら。

「え、毎日この感じで生活していたんですか?」

と、驚くかもしれません。

もしかしたら、立っているのもしんどいと感じるかもしれない。

もちろん、体は交換できないので分かりませんけどね。

できたら、僕も一度ほかの人の体を体験してみたいです(笑)。

自分にとっては、いつもの体。

ほかの人の体と比べることなんて、なかなかできませんから、

これが普通だと思ってしまうことはあると思います。

でも、普通というのは、大丈夫ということではありません。

「いつもこうだから」と「つらくない」は、別なんですよね。

つらさと付き合うのが、上手になっているのかもしれません

長くつらい状態が続いていると、

そのつらさをいちいち意識せずに過ごすのが、上手になっているのかもしれません。

つらいところをかばったり。


できる範囲で動いたり。


気にしていたら仕事にならないので、ひとまず脇に置いたり。

それで、なんとか日々を回してきた。

それを、単に「自分の体を放置していた」とは言いたくないんです。

そのときは、そうする必要があったのかもしれません。

ただ、やり過ごせていることと、

体が楽であることは同じではありません。

「なんとかできる」の中に、

けっこうな頑張りが隠れていることもあると思います。

小さな違和感も、話してもらって大丈夫です

つらさが大きくなる前に、ケアできたらいいなと思います。

ただ、日々の違和感に気づくタイミングも人それぞれです。

誰かに言われて気づくこともあれば、

今までできていたことが、やりづらくなって気づくこともある。

だから「もっと早く気づけばよかった」と、

自分を責める必要はないと思っています。

鍼灸師の私が伝えたいのは、日々のちょっとしたつらさや違和感を、

いつものこととして片づけなくてもいい、ということです。

「痛いというほどではないんですけど」
「ずっとこうなので、関係ないと思っていました」

そんな話も、聞かせてください。

何が原因として考えられるのか。
ケアが必要なのか。
医療機関で確認した方がいいのか。

そこは、お話を聞きながら一緒に考えたいです。

「これが普通です」と言うまで、付き合ってきた体。

まずは本当に、お疲れさまでした。

その「普通」の中身を、少し聞かせてもらえたらと思います。