風邪と鍼治療
風邪のときに鍼って受けてもいいのかとよく聞かれます。
季節柄、最近は風邪でキャンセルしたいという連絡が増えています。
もちろん高熱で動けないなら無理は禁物です。
でも軽い風邪なら鍼をしたほうが回復が早いと私は感じています。
施術後に熱が下がったり体が一気に軽くなる方も多いです。
風邪は体が弱ったサインではなく整え直すスイッチが入った状態です。
普段ごまかしている疲れやクセが表に出やすくなるタイミングです。
整体の巨人・野口晴哉氏の見方
先日のブログでも取り上げましたが、
野口晴哉氏は書籍「風邪の効用」で
風邪はうつるものではなく、
引くべき体の状態の人は引く
と述べています。
医学とは説明の仕方が違いますが
体の反応を意味ある変化として見る視点は参考になります。
鍼で筋肉のこわばりやファシアの滑走不全をゆるめると
呼吸が通りやすくなります。
自律神経が切り替わりやすくなり回復が早まることもあります。
もちろんどんな状態でも来てくださいという意味ではありません。
強いだるさ息苦しさ高熱が続く場合はまず休みましょう。
でも初期の風邪や軽い不調なら鍼はとても役に立ちます。
風邪だからキャンセルではなく今こそ整えるタイミングかもしれません。
風邪はただのトラブルではなく体と向き合うきっかけになります。
体調が不安なときはいつでもご相談ください!
来院したほうが良いか休むべきかを一緒に判断します。

