トリガーポイントってなに?
トリガーポイントって聞いたことはありますか?
当院で着目している「ファシア」はまだまだ知名度が低いですが(笑)、
トリガーポイントならテレビや雑誌で耳にした方も多いかもしれません。
今回はそのトリガーポイントとファシアの関係について、
またファシアちゃんを呼んで、
楽しく学ぶシリーズを始めたいと思います!
「あ〜そこそこ!」ポイント
肩や腰を押されたときに、
ズーンと響いて思わず「あ〜そこ!」
と言ってしまうことがあります。
いわゆる「トリガーポイント」と呼ばれる場所です。
ツボと一致するところが多いといわれています。
あやと先生〜、最近スマホの見すぎで肩が辛くって…。
肩とか押されると“ズーン”って響くときあるよね?あれってツボなの?
ここでいう「過敏」とは、
体の中のセンサー(これを侵害受容器といいます。)が
刺激に反応しやすい状態のことを表します。
この過敏になっている場所を刺激すると、
押している所から遠くまで響いたりします。
へぇ〜!トリガーって引き金って意味でしょ?なんでそんな名前なの?
この「関連痛」がトリガーポイントの特徴のひとつです。
上の写真のように肘の外側を押すと、
手首の方まで痛みが広がりませんか?
試しに肘の外側を押してみてください。
どこかのポイントでジーンと痛み、
それが広がる感覚が感じられるはずです。
痛いところが悪いところ?
さらに、トリガーポイントの特徴として
痛みの原因となる場所
と
痛みが出ている場所
が
離れている
というものがあります。
例えば上の写真のように、
スネにトリガーポイントが発生した場合、
スネが痛むのではなく、
離れた膝へ痛みが出る
ということです。
つまり、本人が感じている痛みの場所と、
痛みの原因となっている場所が違う
ということがあるのです。
痛いところ=痛みの原因ではない
ということは、
治療をするうえで重要なポイントとなります。
※痛いところが原因のこともあります
どうしてそんな場所ができちゃうの?
体はあえて「痛み」という形でサインを出してくれます。
「これ以上負担をかけないで」
「このままだと壊れてしまうよ」
という警報のようなものです。
ところが多くの人は、
このサインを無視してしまいがちです。。。
僕も歯医者さんに行くのが苦手で
いつも痛みが我慢できなくなってからなので、
よく分かります(笑)
「ちょっと休めば平気だろう」
「まだ動けるから大丈夫」
と思ってやり過ごしているうちに、
痛みの範囲も強さも増していきます。
結果として、体の使い方がどんどん偏り、
別の場所にまで負担が連鎖してしまう。
つまり痛みの悪循環に陥ってしまうんです。
痛みは敵ではなく、体からのメッセージ。
それを正しく読み取ることが、
治療の第一歩であり、改善への近道になります。
トリガーポイントについてちょっとわかってきたかも!そしたら、あやと先生がいつも治療で狙ってる“ファシア”とも関係してるの?

