自分はどうありたいか?
今、自分のきほんを作ろうとしています。
毎日バタバタ生活をしていると、
つい悪習慣に戻ってしまうことがあります。
だからこそ、きほんを作っておくことで、
原点に戻りやすくする。そんな試みです。
きっかけは、松浦弥太郎さんの
という本でした。
松浦さんといえば、雑誌「暮しの手帖」の元編集長。
日常の中で大切にしたい基本を
ひとつひとつ丁寧に書いていて、
自分にとっても“軸”を持つ大事さを改めて感じました。

自分のきほん
そこで僕も、自分なりのきほんを考えています。
そのひとつが
「相手の話を遮らず、横取りせず、よく聴く」。
とてもシンプルですが、
やってみるととても難しいんですよね(笑)
これを考えていたときに、
昔の職場での出来事を思い出しました。
当時、院のホームページに自己紹介文を書くことになっていて、
「仕事をしていて嬉しいこと・楽しいこと」
というテーマがありました。
そこで私が書いたのは、
こんな文章です。
「患者さんと話すことで、
自分の人生では経験できないような
世界を知ることができ、
それが楽しいです!」
今読むと、若さゆえの浅さ全開だなぁと思います(笑)。
案の定、院長からは
「これは自分が楽しい気持ちになりたいという
自己満足だけで、
患者さんがどうなってほしいのか
という視点やホスピタリティが全くない!」
と厳しく指摘されました。
「仕事をしていて嬉しいこと・楽しいこと」
というテーマなんだから、
それで何が悪いの?
と当時の若い自分は不満に思っていたのですが(笑)
今振り返れば、院長の言葉は本当にその通りだと感じます。
結局のところ、大切なのは
自分がどう楽しむかではなく、
患者さんのためにどう在れるか。
そう思うと、あの拙い自己紹介文も
無駄ではなかったんだなと思います。
失敗だって、時間が経てば笑い話になるし、
ちゃんと学びをくれるんですよね。
だからこそ、自分なりのきほんを
少しずつ積み重ねていきたいと思います。
そして何より、自分の「きほん」は一度決めたら終わりではなく、
いつでも加筆・修正を繰り返しながら、
その時点での自分の最大限をつくっていくことが
大事だと感じています。
みなさんにとっての
「自分のきほん」はどんなものですか?
よければ一緒に考えてみてください(^^)