ボルダリングって、握力で登ってるんだと思ってました。

ボルダリングをしている患者さんと話していたときのことです。

ボルダリングは、ロープを使わずに壁や岩を登るスポーツです。

室内では、壁についている「ホールド」という突起に手や足をかけながら登っていきます。

僕は、握力がかなり大事なんだろうと思っていました。

実際その患者さんの腕もパンパンにはっているので笑。

ところが、話を聞くと少し違いました。

握りつぶす力とは、違うらしい

もちろん握力も必要だけれど、

持つところの形によって、必要な力の使い方が違う。

ぎゅっと握るというより、その形のまま耐える力、維持する力なんだそうです。

なるほど。

握力と聞くと、手をグーにして力を入れる感じを思い浮かべます。

でも、壁についているものは、全部が握りやすい形ではないですもんね。

指をかけた状態を保つ。

同じ「手の力」でも、使い方が違うんだなと。

登っているとき、何を考えているんですか?

気になって、登っているときは何を考えているのか聞いてみました。

次にどこを持つか。

足をどこに置くか。

どこに力を入れるか。

そういうことを、ずっと考えているそうです。

考えていないと落ちてしまう、と。

さらに、つま先の向き、腰の向き、

胸の開き具合でも、感覚が全然変わるという話でした。

登っている時にそこまで考えているんですね(!)

手を伸ばす前に、足や腰の向きで変わることがある。

力任せに登るものだと思っていたけれど、

実際には体の使い方を試しながら登っている。

その試行錯誤が面白いんだそうです。

体を使いながら、ずっと頭も使っているんですね。

解けたと思ったら、壁が変わる

しかも、お店側が壁についているものを外して、

定期的に配置を変えてくれるそうです。

僕はそれも、話を聞いて初めて知りました。

ずっと同じ壁を登るわけじゃないんですね。

やっと登り方が分かっても、また別の課題が出てくる。

それなら、やることが尽きないわけです。

ボルダリングって意外に脳トレなのでは?

新しい発見があり、ボルダリング挑戦してみたくなりました笑。