「運動しなきゃとは思っているんですけど、なかなかできなくて」
そんな話を聞くことがあります。
何か始めようと思っても、時間が取れなかったり、
気づいたら一日が終わっていたり。
そこで僕がよくお話しするのは、
「運動」のハードルを高く設定しすぎていませんか、ということです。
運動って、どこから運動なんでしょう
運動というと、着替えて、靴を履いて、外に出て。
ウォーキングをしたり、ジムへ行ったり。
ストレッチなら、マットを敷いてしっかり時間を取ったり。
そういうものを思い浮かべる方もいると思います。
確かに、それも運動です。
当院でも痛みの改善の一環として、リハビリヨガを提供しています。
でも、そもそも運動習慣がない方にはちょっとハードル高めですよね。
その人が普段あまりやっていない動きを少し増やすことも、
運動を始める一歩として数えていいと思っています。
お茶を取りに行く。それも一つ
例えば、いつもテレビの前でずっと座っている人なら、台所までお茶を取りに行く。
家の中を、いつもより少し多めに歩く。
気になっていたところを、ちょっと掃除する。
こういう動きも、数に入れていいと思うんです。
もちろん、お茶を取りに行くことと、
筋トレやウォーキングでは、体への負荷も目的も違います。

ただ、「今日は運動する時間がなかった」と思っていた一日にも、
体を動かした場面はあるかもしれません。
掃除をしたのに、運動は何もしていないことになっている。
それはちょっと、採点が厳しい気がします。
今の自分から、少しだけ増やす
普段からよく歩いている人と、
一日のほとんどを座って過ごしている人では、最初の一歩も違います。
だから、誰かが毎日何キロも歩いているからといって、
自分もそこから始めなくてもいい。
まずは、今の生活の中で少し増やせそうな動きを一つ。
テレビの区切りで立って、お茶を入れに行く。
ついでに、台所を少し片づける。
そんな始め方でもいいと、僕は思っています。
「運動しなきゃ」と考えたときに、
今日できそうな小さな動きを一つ選んでみてください。
お茶も飲めて、台所もちょっときれいになる。
そのくらいなら、今日の暮らしに入りそうですよね。

