こんにちは。
鍼灸師・ヨガインストラクターの黒沢ちあきです。
今日も一日、本当にお疲れさまです。
定期的にやってくる、あのズキズキとした頑固な頭痛。
「またか…」とため息をつきながら、急いで薬を飲み込んでいませんか。
痛みを我慢しながら家事やお仕事をこなすのは、本当にエネルギーが要ることですよね。
実は、その繰り返す痛みには、体からの大切なメッセージが隠されているかもしれません。
今日は、頑張り屋さんのあなたの頭を根本からふっと軽くする、3つの鍵についてお話しさせてください。
鍵1:エコーで捉える、深い「後頭下筋群」の癒着
肩こりや首のコリが原因かな?と思っている方は多いですが、
実はもっと深い場所に「真犯人」がいることがあります。
それが、後頭部と首の境目にある「後頭下筋群(こうとうかきんぐん)」。
ここは、頭を支え、視線をコントロールする小さな筋肉の集まりです。
パソコンやスマホをじっと見つめたり、
「こうしなきゃ」と気を張っていたりすると、
この小さな筋肉たちがガチガチに固まってしまいます。
それが長く続くと、筋肉同士がくっつく「癒着(ゆちゃく)」が起き、
神経や血流を圧迫して、頑固な痛みを作り出してしまうのです。
この筋肉は非常に深い場所にあるため、
ただ上からマッサージするだけでは、なかなかほぐれません。
そこで、私たちの鍼灸院では「エコー(超音波)」を使用します。
エコーで筋肉の層や癒着の部分をリアルタイムで確認しながら、
鍼を安全に、そして確実にその深いコリへ届けることができるのです。
「どこへ行ってもダメだった」という痛みが、
この深部へのアプローチでスッと解けることも少なくありません。
鍵2:痛みのスイッチをオフにする「マグネシウム」
私たちの体は、とても賢くできています。
カルシウムがスイッチを入れて筋肉や血管を「緊張」させます。
そして、マグネシウムがそのスイッチをオフにして「ゆるめる」という働きをしています。
つまり、マグネシウムが不足すると、緊張のスイッチが入りっぱなしになってしまうのです。
血管がずっと締め付けられた状態になれば、それが頭痛につながるのも頷けますよね。
また、私たちの脳は、体の中でも特にたくさんのエネルギーを使います。
このエネルギーを作り出すのにも、マグネシウムは欠かせない大切なミネラルなのです。
「頭痛大国」とも呼ばれるアメリカの頭痛専門機関でも、積極的な摂取が推奨されています。
1日あたり400mgから600mgのマグネシウムを補うことで、痛みの頻度が減ることが分かっているそうです。
まずは日々の食事やサプリメントで、体に「ゆるむ力」を届けてあげましょう。
鍵3:お天気に左右される痛みには「五苓散」
「雨が降る前は、決まって頭が重くなる」
「台風が近づくと、痛くて起き上がれない」
そんな気圧の変化に敏感な方は、本当に辛いですよね。
低気圧による頭痛には、漢方薬の「五苓散(ごれいさん)」が心強い味方になってくれます。
体の中に溜まった余分な水分を整え、気圧の変化からくる不調を和らげてくれるのです。
実際のデータでも、とても高い効果が確認されているお薬です。
お天気が崩れそうな時の「お守り」として持っておくと、安心感が違いますよ。
痛みが来るたびに、ただじっと耐えて過ごすのはやめにしませんか。
鍼灸で深い癒着をケアする。
マグネシウムで「ゆるむ力」を補う。
気圧の変化には五苓散を頼る。
ご自身の体の仕組みを知り、優しくケアを取り入れてあげること。
それが、頭痛に振り回されない軽やかな毎日への第一歩です。
どうか、ご自身の体を一番に労ってあげてくださいね。


