どこへ行っても治らない。
検査を受けても異常なし。
薬を飲んでも治らない。
それでも頻繁に起きる…そんな頭痛に悩まされていませんか?
もしかしたら、その頭痛は後頭下筋群のコリが原因かもしれません!?
頭痛の要因には、いくつか種類があります。ネットで調べると出てきます。
・1次性頭痛(片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛、自律神経性頭痛etc)
・2次性頭痛(くも膜下出血などの脳疾患、緑内障などの目の病気、副鼻腔炎etc)。
鍼灸適応されるのは、この中の1次性頭痛、とくに緊張性頭痛や片頭痛といわれている症状に効果的です。
逆に2次性頭痛に関しては命に関わる場合もあるので、医療機関への受診が必要です。下の表にあたはまるものは注意が必要な頭痛です。
チェック項目 | 内容 |
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急な発症 | 突然の激しい頭痛(雷鳴頭痛など) |
年齢 | 50歳以上で初めての頭痛 |
神経症状の併発 | 手足のしびれ、脱力、ろれつが回らない、意識障害など |
発熱・感染症状 | 高熱、首の硬直、発疹の出現など |
がんや免疫低下の病歴 | がんの既往、HIV感染、免疫抑制治療中など |
頭部外傷の既往 | 転倒や事故などによる外傷後の頭痛 |
頭痛の性質の変化 | 今までと異なる頭痛、頻度や強度の変化 |
体位や動作との関連 | 起き上がる、横になる、咳をするなどで悪化 |
目の症状 | 視力低下、視野障害、眼痛など |
妊娠中・産後 | 妊娠期や出産後に起きた新たな頭痛 |
2次性頭痛には当てはまらず、しかし、色々な治療を試したけど、症状が改善しないという方もいらっしゃいます。
そんな人は、後頭下筋群のコリを疑ってみては??後頭下筋群って聞き慣れない人も多いかと思います。後頭部と首の付け根にある4つの筋肉の総称(大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋)です。色々な医療機関を受診したけど、なかなか改善されない頭痛で来院された方に、後頭下筋群を刺鍼することが多いです。

コリに鍼を施すと、頭痛を再現するような刺激(再現痛)があり、クライアントより「そこです!」と言われることも多いです。
最近スマホやデスクワークが多い人、体を動かしてない人、目を酷使している人、首の付け根につい手をあててしまう人は要注意!当てはまる人は、頭痛になる前にまずは体を動かしたり、首をホットタオルで温めたりしてセルフケアをしてみて下さいね。
