運動不足は肥満よりヤバい?体を守る「天然の薬」の正体

今日はちょっと動きたくないなあ。

ソファに吸い込まれるように座って、

そのまま一日が溶けていく。

そんな日、ありますよね??

僕だけでしょうか(笑)

多くの方が平日は仕事でずっと座りっぱなし、

家に帰ってもソファでテレビをみて座りっぱなし、

現代人の生活スタイルでは変えるのが難しいです。

いわゆる運動不足というやつですね。

運動不足が体に良くないことは分かってるよ。。。

を思わず、ちょっと聞いてください(笑)

実は「ちょっと歩く」だけで、

寿命が伸び、病気のリスクも大幅に下がるとしたらどうでしょう。

鍛えたデブの方が動かないヤセせよりマシ

例えば、アメリカ国立がん研究所の調査では、

毎日25分歩く人は、

運動不足の人より寿命が約4年長いことが分かっています。

しかも毎日10分歩くだけでも寿命に2年の差が出るそうです。

10分ならスマホいじっている間に終わるくらいの長さですよね!

運動不足の死亡リスクは、肥満の2倍という研究もあります。

コペンハーゲン大学のペデルセン先生は

鍛えたデブの方が動かないヤセよりマシ

と言い切っています(笑)

体型より大事なのがまずは「動くこと」。

体を動かすと何が起きるのでしょうか?

あなたの体の中にある

体に備わっている「修復モード」がオンになります。

筋肉を動かすと、体は「マイオカイン」という物質を作りはじめます。

その中のインターロイキン6という成分には、

体の中で静かにくすぶっている炎症を落ち着かせたり、

TNFという体に負担をかけやすい物質が増えすぎないように

やんわりブレーキをかける働きがあります。

ただ一つだけポイントがあります。

マイオカインは自分が動かなければ作られません!

残念なことに座っていても、寝ていても、スマホを見ていても作られません。

ドイツの研究では早歩き20分で、

TNFが5%減ったというデータもあります。

わざわざ激しい運動をしなくてもいいんです。

自分が続けられる小さな動きで十分です。

ここで、少し個人的な話を。

最近、妻と朝散歩を始めました。

以前はギリギリ起きて、

車の中でおにぎりを食べながら出勤するという生活でした。

今思うと、かなりワイルドな朝でした(笑)

いまは朝5時に起きて、

近所を歩いて、

神社に寄って帰る、

という流れを続けています。

寒い朝もありますが、

歩いていると体がポカポカしてきて、

家に戻るころにはなんだか気持ちが軽くなっています。

そのあとに入る朝シャワーも気持ちよくて、

以前の「朝のドタバタ時間」はどこへ行ったのか、

というくらいスッキリします。

この体験から感じるのは、

人間の体は「動く」と整いやすいようにできているということ。

難しい理屈より、実感がいちばん説得力があります。

だから、あなたももし余裕がある日があれば、

ほんの数分だけ歩いてみてください。

コンビニまででもいいし、

家の周りを一周でもいいし、

気が向いたら少し遠回りしてみるのもありです。

大げさじゃなく、

こういう小さな動きの積み重ねが、

あとからあなたの体をじんわり守ってくれます。

今日の一歩は、小さくて軽いけれど、

未来のあなたにとっては大事な一歩かもしれません。