言葉の力

普段使っている何気ない言葉が、いい意味でも悪い意味でも心身へ多大な影響を与えることがあります。

最近ある患者さんがかかりつけ医に、

「もうその痛みは治ることがないから、付き合うしかない」

というようなことを言われて、落ち込んじゃったとお話してくださいました。

その方には「そんなことはないから大丈夫ですよ」とお伝えしましたが、

権威ある立場の方から言われる言葉の重大さを理解して、

もっと慎重な言葉選びをして欲しいと願います。

あと多いのが「もう歳だから仕方ないね」というやつです。

これは医療者が使う場合もありますが、

患者さんご本人が仰ることもよくありますね。

諦めモードでなのか、自虐なのか(^_^;)

先日のブログ「もう歳だから、、、」は間違いです。でも書きましたが、

歳だから痛みがでるのは仕方ない、治らないのは仕方ない、ということはないはずです。

だって、そうであれば歳になれば全員が同じような痛みが出ないとですよね。

言霊(ことだま)

日本には古来、言霊思想というものがあります。

「良い言葉を口にすれば、良いことが起こる」

「悪い言葉を口にすれば、悪いことが起こる」

発した言葉は目に見えない力になって、現実に影響を及ぼす。

ということです。

なにも不思議な力ではなく、これは現代でも実証されていることです。

医療の世界でいえば、

小麦粉を「これは痛みによく効く薬です」というと、

痛みが良くなっちゃう「プラシーボ効果」といわれるものや、

さきほどの例のような、「歳だからもう痛みは良くなりませんね」という言葉により、

症状悪化したり深刻化する症例が報告されています。

つまり、言葉によって他人や自分の考えや行動が変化するのです。

自分の言葉を一番聞いているのはだれ?

それはやっぱり自分です。

患者さんへの声かけはもちろん、

日々の言葉選び、

美しい言葉をつかっていきたいです。

忙しいときやイライラしたときは難しいこともあります・・・まだまだ修行が足りません(^_^;)

そして、歳だから、病気だから、変形してるから、長年患ってるから、どこへ行っても変わらないから、

といった理由で諦めている方がいれば、

改善する何かしらの対策や方法はあるはずです。

ご相談だけでも受けつてけおりますので、お困りことがあればお問合せください。

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