すっかり春めいてきて、なんだか嬉しいですね。
はり治療院ここから本庄院の黒沢です。
先日SNSで、犬のカイロプラクティック(いわゆる“骨をボキッと鳴らす施術”)の動画が流れてきました。
私も犬が大好きなので、「どうやって骨格の状態を把握してるんだろう?」という疑問と、
「こういう仕事、めちゃくちゃ楽しそうだな〜」という気持ちで見入ってしまいました(笑)
実は犬も、腰の椎間板ヘルニアになったりするんですよね。カイロプラクティックを受けてるぐらいですから(笑)
調べてみると、他の四つ足動物たちも、意外と背骨のトラブルを抱えることがあるみたいです。

そこでふと思ったのですが、
「人間は、四つ足から二足歩行へと進化したことで、腰痛という宿命を背負った」
という説、よく耳にしますよね。
でも本当にそうでしょうか?
二足歩行でも腰痛のない人はたくさんいるし、
四つ足動物は言葉で「腰が痛い」と訴えられないだけで、実は困っているのかもしれません(笑)
確かに、二足歩行が腰に負担をかけやすくしている、というのは一理ある。
でも、腰痛の原因はそれだけじゃなく、むしろ現代の生活様式に隠れているものが多いと感じます。
たとえば、
- 座りっぱなしの時間が長い
- 同じ姿勢を続ける習慣
- ストレスによる無意識の筋緊張
- 動き方のクセ
- 思考のクセ など…
以前、勉強会で講師の先生がこんなことを仰っていました。
「普通の人が、普通の生活の中で、体を壊していく」と。
人間には、最小限のエネルギーで動こうとする本能があります。
だから、自分の体にとって“楽な動き方”に自然とカスタマイズしていくんですね。
でもそれが、知らず知らずのうちに偏りや負担を生み、痛みや不調に繋がってしまう。
つまり、痛みは“間違い”ではなくて、
「あなたが無意識に選んできた生き方の結果」なんです。
うまく生き抜くための、あなたなりの工夫の積み重ね。
さて、あなたの体は、どんなふうにカスタマイズされていると思いますか?