群馬の冬から春にかけての風物詩といえば。
赤城山から吹き下ろす、あの力強い「からっ風」ですね。
少しずつ暖かくなってきたとはいえ、まだまだ風の冷たい日が多いこの季節。
外を歩いているだけで、なんだか「どっと疲れてしまう」と感じることはありませんか?
実は、あの激しい風と寒暖差は、私たちの「自律神経」に大きな影響を与えているのです。
今日は、からっ風の季節に起こりがちな不調の理由と、お家でできる優しいケアについてお話ししますね。
強い風が、体を「戦闘モード」にさせてしまう理由
冷たく強い風に当たると、体は「体温を逃がしてはいけない!」と必死に頑張ります。
このとき、体の中でフル稼働しているのが、自律神経のひとつである「交感神経」です。
交感神経は、車でいうところの「アクセル」。
本来は、何かに立ち向かう時や、緊張感のある場面で働く神経です。
風に煽られながら外を歩いているとき、私たちの体は、本人が気づかないうちに「アクセル全開」の戦闘モードになっているのですね。
血管はギュッと収縮し、筋肉は硬くなり、心拍数も上がります。
この状態が長く続くと、自律神経のバランスは少しずつ崩れていきます。
夜になっても体が戦闘モードを引きずったままだと、リラックスのスイッチがうまく入りません。
それが「なかなか寝付けない」「眠りが浅い」といった不眠の悩みや、抜けない疲労感につながっていくのです。
頑張り屋さんのあなたの体は、今、少しだけ「お休み」の許可を待っているのかもしれません。
風に負けないために。今すぐできる「ゆるめる」ケア
前橋の厳しい気候の中でも、毎日のちょっとした工夫で、体はぐっと楽になります。
大切なポイントは、リラックスの神経を優位にしてあげることです。
まず、外に出る時は、ぜひストールやマフラーを味方にしてください。
特に意識してほしいのが、首の後ろにある「大椎(だいつい)」というツボのあたりです。
ここを風から守ってあげるだけで、体が過剰に緊張するのを防ぐことができます。
そしてお家へ帰ったら、今日一日頑張った自分を、温もりで包んであげましょう。
おすすめは、レンジで作った「蒸しタオル」を首の付け根に当てること。
お腹や首元をじんわりと温める「温熱ケア」は、リラックスを司る副交感神経を優位にしてくれます。
温かさが体に染み渡るにつれて、強張っていた筋肉がほどけ、心拍数も穏やかに整っていきます。
厳しいからっ風は、私たちに「もっと自分を労わって」と教えてくれているのかもしれません。


