「あれ、おかしいな……」

朝、目が覚めた瞬間にそんなふうに思うこと、ありませんか?
昔は一晩ぐっせり眠れば「よし、今日も頑張ろう!」と体が軽くなっていたはずなのに、
最近は寝ても寝ても鉛のように体が重い。
「まだ疲れが残ってる……」
そんなズーーーンとした感覚で一日がスタートする。
治療院に来られる患者さんからも、よく聞くお話なんです。
これ、年齢のせいにして「仕方ない」と諦めてしまうのは、
ちょっともったいないかもしれません。
ミッドライフ期、いわゆる働き盛りのわたしたち。
パフォーマンスが落ちてきたなと感じた時、
実は「体」から入るアプローチが、意外な突破口になることがあるんです(^^)
疲れなの? それとも「脳のバグ」なの?
車の運転に例えてみましょうか。
「疲れ」は、シンプルにガソリンが減ってきた状態です。
これは補給(休息や睡眠)をすれば、また元気に走れますよね。
でも、最近みなさんが感じている「取れない疲れ」は、ちょっと種類が違うんです。
ガソリンはあるのに、なぜか「エンジン警告灯」が点滅しっぱなしになっている状態。
つまり体力の問題というよりも、「不安」や「緊張」が強すぎて、
脳のセンサーが誤作動を起こしていることが多いんです。

これを東洋医学っぽく言うと、エネルギー(気)がスムーズに流れず、
一箇所で「大渋滞」を起こしているようなもの。
体はずっと「緊急事態だ!戦えー!」と勘違いして、
アイドリング状態でエネルギーを無駄遣いしちゃってるんですね。
これじゃあ、いくら寝ても、
どれだけ高級な栄養ドリンクを飲んでも、車はスムーズに走り出しません。
↓
【結論】
体は動いていないのに、脳だけが「フルスロットル」で空回りしている状態。
これが「消えない疲労感」の正体です。
言葉で解けない「心の知恵の輪」は、体からほどく
この点滅しっぱなしの「警告灯」を消そうとして、
頭で考えて対処するのは……実は一番の遠回り。
「リラックスしなきゃ!」「何も考えないようにしよう!」
そう思えば思うほど、脳は「リラックス作戦、開始!!」と鼻息を荒くして、余計に興奮しちゃうんです。
皮肉なものですよね(^^;)
そんな時こそ「体からアプローチする」のが最短ルートです。
深呼吸を一回、深く吐くことに集中してみる。
お風呂にゆっくり浸かって、浮力に身をまかせてみる。
あるいは、ぼくたち鍼灸師の出番。
鍼(はり)で、ピーンと張り詰めた「緊張の糸」を、
プツリと切って緩めてあげるんです。

物理的に体を「安全モード」に切り替えてあげると、
脳はようやく納得します。
「あ、もう戦わなくていいんだ。平和なんだな」って。
すると不思議なくらいスッと警告灯が消えて、
本来のキレッキレなあなたが戻ってくるんですよ。
「最近、なんだか調子が戻らないな」
そう感じたら、それは体があなたに送っている「点検のお知らせ」かもしれません。
そのサインを無視せず、たまには自分を労わってあげてくださいね。
ちゃんとお手入れさえしていれば、
ぼくたちはまだまだ、どこまでも軽やかに走り続けられるはずですから。
何かあれば、いつでも点検(メンテナンス)にお越しくださいね!

