ビジネス書から読み解く「美意識と鍼治療の意外な接点」 

山口周さんの本で、何度も読み返している一冊があります。

「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」という1冊です。

パット見、鍼治療とは全く関係のないようなタイトルですが、自分のフィルターを通して読んでいくと、人間の体をみるということついて示唆が多く、付箋を貼りまくって読んでいます。

今日は、その中でひとつ面白かったものを紹介しますね。

本書では、活躍し続けるリーダーの資質として、「セルフアウェアネス(自己認識力)」をあげています。

セルフアウェアネスとは、自分がどんな価値観や志向性をもっているのか、今どういった状況にいるのか、自分の内側にあるものに気づく力のことです。書籍では瞑想によって自己認識力を高めることができると紹介されていました。

瞑想で、脳のある部分(難しくならないようにこのように表現します)が反応し、セルフアウェアネスの能力が高まるようなのですが、その脳のある部分というのが、どうも「美を感じる役割」を担っているところらしいのです!

つまり、アートなど美しいものに触れる→美意識が育つ→セルフアウェアネスが高まる→ビジネスで活躍できる

という図式になっているようです。ほんまかいな〜!と思われた方は書籍を読んでみてください(笑)

しかし、大事なのはここからです。

実は、鍼でもこの脳のある部分というのが反応するんです。

その場所は「耳」。

頭から離れたお腹では反応せず、「耳」に鍼をすることで、美を感じる領域が活性化したという研究報告があるんです。耳鳴りやめまい、難聴など耳に関係する症状で耳に鍼をすることはありますが、それだけはない可能性が広がります!

自己認識力をつけてビジネスシーンで活躍できるようになりたい!なんて方にもおすすめできる鍼治療にワクワクします。

鍼はビジネスパーソンの強い味方です!